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看護師になるための勉強方法をご紹介します

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看護師になるには、仕事で活用できる知識や技術を身につけるために、日々勉強を続けなければなりません。勉強を怠っていては看護師てして働けるスキルを身につけることはできず、国家試験の合格も危うくなる可能性があるでしょう。

しかし、看護師になるための勉強は学生時代の勉強とはまた違ったものとなるため、「どうやって勉強すればいいのか分からない」という方もいるかもしれません。

そこで本記事では、看護師になるための勉強方法について解説します。

看護師に必要な勉強内容

看護師になるには、さまざまな勉強が必要になります。看護師の国家試験を受験するには指定の学校・養成機関で学習することが欠かせないため、必然的に学校で勉強を行うことになるでしょう。

しかし、具体的にどのような勉強をするべきか分かっていなければ、モチベーションを維持できず学習の効率が低下する可能性もあります。そこでまずは、看護師に必要な勉強の内容について解説します。

看護師として働くために必要な知識・技術の習得

看護師に必要な勉強には、「働くために必要な知識・技術の習得」があります。実際に看護師として働くときのことをイメージして、与えられた仕事をこなすために必要な知識・技術の習得を目指すのが基本です。

例えば看護師は患者さんのバイタルチェック、点滴や注射による採血、食事や入浴などの介助、手術や診療の補助、カルテの記入などが仕事になります。また、看護師は自己判断で看護業務を行えるため、臨機応変に処置を行うための実践的なスキルも必要です。その他、准看護師に対して仕事の指示を出したり、看護計画を立案したりといった業務も担当します。

こういった仕事を的確に実施するためには、基礎知識と技術を身につけておく必要があります。実際の仕事内容を把握した上で、どのような知識・技術が役立つのかをチェックしておくことがポイントです。看護師の学校では実際の病院で実習を行えるため、座学だけでなく現場で学べることも積極的に吸収していくようにしましょう。

看護師国家試験に合格するための試験対策

看護師に必要な勉強内容には、看護国家試験に合格するための試験対策も含まれます。看護師として正式に認められるには、指定の学校で必要な学習を修了させて卒業し、国家試験に合格する必要があるのです。国家試験は当然能力のない人をふるい落とすことが目的の試験になるため、しっかりと勉強ができていないと看護師になるチャンスを逃してしまう可能性もあるでしょう。

一方で看護師国家試験は、合格率が90%前後と比較的高い数値になっています。難易度は決して高くないため、しっかりと対策を行っておけば合格は難しくないでしょう。

看護師になるためのおすすめの勉強方法とは?

看護師になるための勉強方法には、さまざまなパターンがあります。以下では、特におすすめの勉強方法について解説します。

学校の授業を最大限に活用する

看護師になるための勉強方法としてもっともおすすめなのが、学校の授業を最大限に活かして学習を行うことです。看護師について学べる学校では、専門知識を持った講師による本格的な授業が展開されています。その授業をきちんと聞き、後で復習をするだけでも、看護師として必要な能力を高めることができるでしょう。

例えば「藍野大学短期大学部」の「第二看護学科」では、臨床現場で実際に活躍している医師や看護師を講師として招き、具体的な話を聞ける体制を整えています。看護師の仕事に関するリアルな話を聞けることはもちろん、看護師になるためにどのような勉強方法を実践したのかなども確認できるため、今後の勉強方法に活かす情報を得られるでしょう。

Webサイトやアプリを使って勉強する

看護師になるための勉強方法には、Webサイトやアプリを活用したスタイルもおすすめです。Webサイトやアプリのなかには、看護師の勉強に役立つ情報を発信していたり、国家試験対策をサポートしてくれるものがあります。これらのサービスを適切に活用することで、日常的に看護師になるための勉強が行えるようになるでしょう。

Webサイトやアプリを使った勉強方法は、スマホやタブレットがあればどこでもできる点が魅力です。ノートや教科書を開くためのスペースは必要なく、移動などの隙間時間にも勉強ができます。上手にWebサイトやアプリの機能性を活用できれば、看護師に必要な知識を着実に蓄積していけるでしょう。

例えば看護師の勉強に役立つアプリには、17年分の過去問を約4,000個も収録した「看護師国家試験対策 看護roo!国試」や、詳細な解答内容の提示によって弱点の克服を目指せる「看護師国家試験 -看護クエスチョン・バンク」、看護師や看護学生だけが利用できるコミュニティアプリ「カンゴトーク」などがあります。

それぞれのアプリには特徴・メリットがあるため、まずは自分の勉強方法に活かせるものを探してみましょう。

短時間でも毎日勉強することを習慣化する

看護師になるための勉強方法の基本は、短時間でもかまわないので毎日の勉強を習慣化することです。仮に1日何時間も勉強できた日があっても、それを継続できなければせっかく勉強した部分が身につかないまま忘れてしまう可能性が高くなります。

一方で、毎日少しずつでもコツコツと勉強時間を重ねることができれば、看護師に必要な知識・技術を着実に自分のなかに取り入れられます。一夜漬けでまとめて勉強するのではなく、毎日の習慣として勉強をすることが、結果的に看護師になるために必要な能力を効率良く育むことになるでしょう。

また、看護師は学生時代だけでなく、就職してからも多くの勉強を必要とする職業です。新しい医療技術や仕事内容が導入されるケースも珍しくないため、常に勉強によるスキルアップが求められるでしょう。

そんなときに学生時代から毎日勉強をする習慣が身についていれば、就職後もそのリズムを崩すことなく勉強が行えます。多くの場合看護師になったばかりのころは、忙しさに負けて勉強をする意欲が失われてしまうでしょう。しかし、あらかじめ短時間でも勉強を行うことを習慣化できていれば、看護師になってからも無理なく勉強時間を確保できます。

それは看護師としてキャリアアップしていくきっかけになり得るため、将来に大きなメリットを与えるでしょう。そのため看護師になるための勉強方法について考えるときには、将来を見据えて短時間の勉強を習慣化することがおすすめです。

まとめ

看護師になるためには、勉強時間の確保と高いモチベーションを維持した上での学習が欠かせません。看護師として即戦力で働ける人材になるためにも、この機会におすすめの勉強方法を確認し、自分に合っている手法を見つけてみてはいかがでしょうか。