STUDENT DATA
数字で見る第一看護学科
第一看護学科の就職率
2023年度実績
就職意志のない者を除く
学生の男女比
2024年4月時点
学生の年代比
2024年度4月時点
奨学金制度の利用率
2023年度実績
学生の出身地比率
2024年度4月時点
アルバイト比率
2024年4月時点
第一看護学科では、卒業後に看護師として従事することを前提に、准看護師から看護師へのステップアップをするために、専門的知識と技術の修得、生命の尊厳を基盤とする倫理観、豊かな人間力を養い、ヒューマンケアを中核としたより実践的な看護の知識技能の修得を図ります。また、チーム医療の中で看護の役割を果たすことができる人材育成を目指します。
POINTS OF LEARNING
茨木市を中心に多様な病院施設と提携しているため、質の高い実習を行います。就職先としての実績もあり、看護師として働くイメージをつかむことができます。
多様な経歴・職歴を持つ教員が多く、質の高い授業が魅力。専門領域ごとに本学教員のみならず、各専門領域の医師、専門看護師、認定看護師などの講義も受けることができます。
STUDENT DATA
2023年度実績
2024年4月時点
2024年度4月時点
2023年度実績
2024年度4月時点
2024年4月時点
QUALIFICATIONS THAT CAN BE OBTAINED
准看護師から看護師を目指せるのが第一看護学科。
国家試験に向けたさまざまなサポートも整い、教職員一丸となって2年間で合格へと導きます。
医師の診察にもとづき、診察や治療のサポートを行うだけでなく、高度化・専門化する医療体制のなかで、患者さんと医療スタッフ間のコミュニケーションを円滑にし、患者さんの相談や指導などといった心のケアも看護師の大切な仕事です。看護の知識や技術だけでなく、患者さんの立場に寄り添った看護が期待されています。
働く場所
病院・診療所、訪問看護ステーション、介護保険施設、社会福祉施設、看護の教育機関など
看護師が主に病気の医療をサポートするのに対して、地域に住む住民の保健指導や健康管理をおこなうことが主な仕事です。
働く場所
保健所、保健センター、企業などの健康管理室、病院・健診機関、保健師の教育機関など
主に病院に勤務し、妊産婦や新生児への保健指導、お産の介助、出産後の新生児や乳児ケア・育児指導などをおこないます。
働く場所
病院・診療所、助産所(開業が可能)、助産師教育機関、保健所、保健センターなど
公衆衛生看護学を学び、地域社会での活躍を希望する学生は、本学の専攻科(地域看護学専攻)へ内部進学をし、保健師の資格取得を目指すこともできます。 また、外部進学をすることで、学位「学士(看護学)」の取得や保健師、助産師を目指すことも可能です。
STUDENT VOICE
2年間で看護師の受験資格を得られること、卒業時に短期大学士の学位を得られる点に魅力を感じて第一看護学科を選びました。クラスは内部進学の藍野高校生も外部生もみんな仲が良く、オン・オフの切り替えがきちんとしていて切磋琢磨できる環境だと感じます。
授業では准看護学校時代に得た知識を発展させるため、常に疑問点を探し、学びへの積極性を保つよう努めています。基礎実習では、患者さんに接する看護師の方々の姿からたくさんのことを学びました。特に信頼関係の構築には、コミュニケーションといってもただ会話を重ねるだけでなく、観察の視点や気遣いすべてを反映することが大切なのだと実感。それ以来、日頃から表情や動作に気を配り、相手に笑顔と安心を届けられるよう意識するようになりました。
実習をとおして「患者さんの不安に気づき、信頼される看護師になりたい」と、めざす看護師像が具体的になったことは大きな収穫でした。また在宅看護概論では意見交換する機会が多く、クラスメイトのさまざまな言葉に視野が広がるとともに、個別性のある看護について考えを深められる点におもしろさを感じています。これからも自ら学ぶ姿勢を保ち、目標に向かって仲間とともに進んでいきたいです!
1年生 新井さん(奈良文化高等学校出身)
CURRICULUM
看護師国家試験合格に向けた学習、そして、的確な判断をするための知識と、安全で正確な技術の実践修得を目指します。
さらに、関連病院との連携により、質の高い実習を実施しています。
学内での講義、演習を中心に基礎をしっかりと身につけます。また、基礎領域で学んだ知識や技術をもとに基礎看護学実習に臨みます。
1年次の基礎学習をもとにさまざまな専門分野の臨地実習に取り組みます。
PICK UP
基礎看護学実習
看護師としての基本的態度を身につけることを目的とし、対象1名の患者さんを受け持ち、自らが立案した看護計画に沿って実践します。患者さんと信頼関係を築きあげる「思い出深い実習」となるように、実習指導者と引率教員がしっかりと指導します。
各論実習
約半年間をかけて6領域(成人・老年・小児・母性・精神・在宅)の看護実践能力を身につけます。グループ関連施設での実習はもとより、大阪府内の基幹病院をはじめ、地域に根ざした総合病院や急性期医療施設、小規模多機能地域密着型施設などで実習を行います。実習先での学びをとおして学生各々の看護観が育まれ、同時に人としての成長にもつながります。
統合実習
各論実習では一人の患者さんを看護しますが、統合実習では複数名の患者さんを受け持ち看護していきます。また、個々の患者さんの状況について優先順位を決め、安全・安楽な看護の提供・看護管理・他職種との連携など、分野別実習を行うことでスキルを修得します。看護師を目指した時の気持ちを忘れず、理想とする看護師像に近づけるよう引率教員とともに学ぶ最後の実習です。
ゼミナール
グループごとに、テーマ設定し、文献レビューやディスカッションを行います。また、学外の医療展に参加し、実際に自身で体験することで学びを深め、ポスター作成にて成果を発表します。
成人看護学方法論 II
成人看護学における急性期からリハビリテーション期、慢性期、終末期に至る看護に必要な知識を身につけます。また、対象の患者さんとその家族の看護について理解し、講義と演習をとおして学びます。
基礎看護学方法論
臨床における患者・家族を中心に、看護師の役割について知識・認識を深めていきます。健康レベルに応じた看護援助の必要性を学習し、基本的な看護の考え方や知識・技術を統合・応用し看護の実践方法を身に付けます。
老年看護学方法論
高齢者に特有な治療、疾患についての看護を理解し、高齢者の健康問題についてQOL(Quolity of Life)を考慮したその人らしい生活を支援するための看護過程展開の方法について学びます。
小児看護学方法論
小児看護に必要な基礎知識である解剖生理を学習し、小児に特有な症状、疾患、障害および健康の段階に応じた看護を理解します。また、疾病の経過や予後を見据えたうえで、小児と家族の看護計画について考えます。
地域・在宅看護概論
どんな病気に罹っても、障がいや加齢で暮らしにくさを感じている状態であっても、その人が暮らしたい場所で暮らせるように手助けするという基本的な視点をもちながら、様々な事例をとおして支援の基本、理念、倫理とその根拠を学びます。
TRAINING SUPPORT
茨木市を中心に様々な病院で実習を行います。
また、引率教員が全面サポートし、安心して実習に取り組むことができます。
TRAINING ENVIRONMENT
本学では実習を行うにあたり引率教員と実習指導者との綿密な打ち合わせを行うほか、全実習先に教員が付き添っての学生サポートを実施しています。また、事前に学内でマナー講座等を行い実習に備えることや、実習後も学内施設を19時まで開放しているため、実習記録の作成や予習・復習が可能な環境が整っています。
など
NATIONAL EXAMINATION MEASURES
2年間で即戦力となる知識の取得、そして、看護師国家試験合格に向けて全力でバックアップします。
TRAINING ENVIRONMENT
看護師国家試験に向けて入学時から勉強方法や勉強習慣を身に付け、模擬試験で自身の弱点を理解し克服します。また、知識豊富な外部専門講師の対策講座により、最新の試験傾向の変化にも対応した知識を獲得します。さらに、チューター制による少人数での教員個別指導を行うことで、自信をつけ万全な状態で国家試験に臨みます。
本学の国家試験対策は専門講師による問題解説講義を中心とした一方向による授業だけでなく、学生同士双方向に教え合い、学ぶことができる内容等を取り入れています。
GRADUATE MESSAGE
実習での先生のアドバイスが、
今も看護師としての
成長を支えてくれます。
第一看護学科の良いところはたくさん思い浮かびますが、中でも先生方の存在は本当にありがたいものでした。家族のような親身さで導いてくださり、またとことん学生目線でいてくれて、不安や悩みを心おきなく相談できました。
日々の勉強や実習では大変なこともありますが、誰もが安心して頑張れる環境だと思います。看護師になってから特に思い出すのが、実習中の「もし相手の立場が自分だったらどう思う?」「学生だからこそできることもあるんじゃない?」という問いかけの言葉。今でも物事を考える指針になっています。入職直後、仕事の右も左も分からなかった時も、新人の自分でも、患者さんのためにできることはたくさんあると気付くことができました。
今は4年目となり、急性期病棟で働いています。まだまだ先輩方に助けていただくこともありますが、看護師として自分で判断できることが増え、自立をめざせるところまで来ました。知識を増やしつつ、看護に少しずつ自信が芽生える経験に大きな喜びを感じています。これからも心の中で「今の自分にできることは何か」を問い続け、患者さんの疾患や症状の変化はもちろん、心の内にある思いまで気付ける看護師になりたいです。
大阪医科薬科大学三島南病院勤務
看護師
山脇さん
2020年3月卒業
不安や心労を少しでも軽く
急性期病棟は突然身体に不調をきたし、不安を抱えている患者さんが多いところです。患者さんの気持ちに寄り添い、ゆっくりと関わる時間を持つように心がけています。
自信のなさは知識でカバー!
経験不足からくる不安を払拭するため、研修や勉強会で新しい知識を吸収しています。臨床で患者さんをケアする際に学んだ知識がつながるととても嬉しく、学びがいを感じます。
MESSAGE TO JUNIORS
看護師は働き続ける限り学ぶ姿勢が求められるので、大変な職業ですが、その大変さを上回る大きなやりがいがあり、人と深く繋がれる素敵な職業であることは間違いありません。もし勉強や実習でつまずいた時には周囲に頼ってください。私は学生時代、つらい時には自習室でクラスメイトとお菓子を食べ、雑談してリフレッシュしていました。ぜひ頑張って夢を叶えてください。いつか看護師仲間としてお会いできることを楽しみにしています!