STUDENT DATA
数字で見る専攻科
国家試験合格率
2023年度実績
(合格率 3年連続)
専攻科の就職率
2023年度実績
就職率
※国家試験不合格者、進学者、就職意志のない者を除く
学生の男女比
2024年度新入生
学生の年代比
2024年度新入生
学生の出身地比率
2023年度学生実態調査
ひとり暮らし比率
2024年度新入生
専攻科(地域看護学専攻)では、卒業後に保健師として従事することを前提に、地域・企業・学校などの活動の場において、あらゆる世代やあらゆる健康レベルの個 人、家族、さらに集団、組織を対象とした公衆衛生看護活動を展開できる人材育成を目指します。
POINTS OF LEARNING
内容が豊富な1年制カリキュラム。実際に公衆衛生看護に関わる方々を講師としてお招きする講義は、「現場のリアルが分かる」と毎年好評です。
公務員試験対策はもちろん、メンタルヘルス・マネジメント®検定試験対策講座やゲートキーパー養成講座など多数実施しています。
STUDENT DATA
2023年度実績
(合格率 3年連続)
2023年度実績
※国家試験不合格者、進学者、就職意志のない者を除く
2024年度新入生
2024年度新入生
2023年度学生実態調査
2024年度新入生
QUALIFICATIONS THAT CAN BE OBTAINED
地域保健実習、産業保健実習、学校保健実習、
地域で暮らす人々へ継続した家庭訪問実習を実施しています。
保健師資格は、厚生労働大臣が発行する国家資格です。保健師の活動の場は、都道府県・市町村等の保健所・保健センター等で保健行政に従事する行政保健師、企業の産業保健スタッフとして勤務する産業保健師、学校等で学生と教職員の心身の健康保持に努める学校保健師などさまざまです。
働く場所
保健所、保健センター、企業などの健康管理室、病院・健診機関、保健師の教育機関など
働く人の健康管理や作業環境の管理を行う国家資格で、第一種免許取得者は全ての業種の事業場において衛生管理者となることができます。
養護教諭とはいわゆる保健室の先生です。特定の科目を履修することで、保健師免許取得後、教育委員会に申請し、取得することができます。
働く人の心の健康管理(メンタルヘルス・マネジメント®※3)に関する知識や対処方法を習得します。
※1 保健師免許取得後、別途申請が必要。 ※2 所定単位の修得が必要。 ※3 メンタルヘルス・マネジメントⓇは、大阪商工会議所の登録商標です。
一定の条件※4を満たすことで、
4年制大学の看護学科卒業時に相当する学位「学士(看護学)」が取得できます。
※4 独立行政法人 大学改革支援・学位授与機構の申請条件を満たし、且つ所定の単位を取得し、機構での審査に合格した者に限ります。
STUDENT VOICE
看護学生時代の実習がきっかけで「患者さんだけでなく、ご家族を含む地域住民すべてがその人らしく生活できるよう支援したい」と思い、保健師をめざしました。藍野短大は、保健師教育の歴史が長いからこその充実したカリキュラムに惹かれて入学しました。現場で活躍されている方々による講義や多種多様な実習など、実りの多い時間を過ごすことができました。特に感銘を受けたのは、実習で“つながることの大切さ”を実感したこと。対象者とのつながりはもちろん、問題がすぐに解決しなくても次の支援や制度、関係機関に課題をつなげていく大切さを学びました。
私の目標は、身近な対人保健サービスから健康管理まで、どんな相談を受けても対応できる保健師になることです。そのためにも対象者に寄り添い、顔を合わせる機会を大切に活動していきたいです。専攻科は1年間の課程で授業に実習、子育てサロンだっこ、就職活動や研究発表などさまざまなイベントがあるため、これまでの学生生活でいちばん忙しい日々でした。ですが保健師の心構えやかけがえのない仲間など、知識だけでなくたくさんのことを得ることができました。保健師という夢に向かい充実した時間を過ごしたい人には、とても良い環境が整っています。
大阪市役所 内定(2023年3月時点)
松本さん(同志社大学出身)
CURRICULUM
学校、産業、在宅の3つの分野での地域看護の体験が可能。小学校や地域保健センター・企業の健康管理室・家庭訪問など、さまざまなフィールドでの実践に即した実習により、保健師としての能力を養います。
公衆衛生看護学をはじめ、疫学、保健統計、保健医療福祉行政論など、
保健師として必要な知識を1 年間で学べるカリキュラムです。
PICK UP
公衆衛生看護実習 I
地域で暮らす人々に対して継続訪問を実施し、個人・家族・地域への理解を深めます。また、その人らしい生活や健康の保持・増進への支援をとおし、保健師の役割を学びます。
公衆衛生看護実習 II
公衆衛生看護の活動拠点である保健所や市町村保健センターで、地域住民への保健師活動を学びます。前期実習ではオリエンテーションや地区踏査を行 い、後期実習では実際の事業や訪問活動に参加します。短期間の実習をより効果的に行うために事前学習が重要です。
公衆衛生看護実習 III
職域や学校での臨地実習をとおし、看護職や養護教諭による健康管理活動の実際を学び、専門職としての役割について理解を深めます。また関係機関や多職種間の連携方法、その必要性についても学びます。
公衆衛生看護研究・発表
保健師として就職してからも自分たちの活動を常に振り返り、見直すという研究活動が必要です。授業では、公衆衛生看護の分野で自分が興味のあるテーマについて探求し、論文を仕上げ、研究発表会で報告します。
課外研修
介護・福祉・健康関連の常設展示場で介護用品の見学や体験を行います。車椅子試乗や高齢者体験などを行い、小さな段差を乗り越えることやスピード調整が容易ではないことを実際に体感して学びます。
公衆衛生看護学概論
公衆衛生看護学の基礎となる理念・概念および活動の展開について知識を修得します。また地域対象者における健康課題の特徴と、公衆衛生看護を実践するさまざまな場や活動の実際について学びます。
公衆衛生看護方法論Ⅰ
健康教育は、住民や対象となる人々の健康の保持・増進を目的として行われる保健活動です。授業では方法等について学んだ上で、グループで計画書、シナリオ、媒体を作成して学内で演習を行います。
公衆衛生看護方法論Ⅱ
地域診断を行い、生活環境や地域の特徴を理解したアセスメント方法を学びます。さらに健康課題を明らかにし、必要な支援を考え、公衆衛生看護活動計画の立案・実施・評価の方法の修得をめざします。
公衆衛生看護活動論Ⅰ
母子保健の歴史的変遷や母子保健活動の現状、乳幼児の成長・発達、母性各期の生活や保健指導等を学びます。また、講義テーマ内で地域保健活動について保健師の役割を考え、演習でより実践的な学びを深めます。
COURSE
即戦力となる保健師を目指すための万全な対策を整えています。
そして、将来の視野を広げるプラスαとなる各種講座を実施しています。
保健師国家試験対策の専門講師による講座。出題傾向に合わせた対策など、個人学習ではカバーしづらい部分をしっかりとサポートします。また、過去問題や模擬試験問題を複数回実施し、きめ細かな解答解説を行うことで合格へと導きます。
行政保健師を希望する学生に、就職試験に必要な「教養試験」「面接」「エントリーシート」などの対策を専門の講師がていねいに指導し、公務員試験を支援しています。費用は学生の負担なく実施しています。
数的処理/社会科学/自然科学/論作文対策/エントリーシート対策/面接対策/ 集団討論対策/文章理解/人文科学/時事対策
無料 ※テキスト代は別途必要
※主に行政保健師希望者
「独立行政法人 大学改革支援・学位授与機構」の定める基礎資格を有する学生は、所定の単位を修得し、レポート試験等の審査に合格すれば4年制大学卒業と同等の学位である「学士(看護学)」を取得できます。3年制短期大学や専門学校を卒業した方などが更なるスキルアップとして本学で学習し、資格と同時に学士の学位も取得しています。
基礎資格の
有無を確認
単位取得要件の
確認・必要
単位の取得
学修成果を作成
専攻に即した
レポートを作成
学位授与機構に
学位授与の申請
試験を受験する
学修成果(レポート)
提出者は
小論文試験を受験
審査・合否判定
GRADUATE MESSAGE
看護師時代に見つけた新たな夢。
今、保健師としてやりがいを感じています。
看護学生の頃から在宅療養の支援に興味がありました。本格的に保健師を志すようになったのは、看護師として退院に向けた支援を経験し、退院後の在宅療養の調整にも関わりたいと考えたからです。藍野短大は1年間で保健師をめざせることと、学位取得の可能なカリキュラムが魅力でした。全国から学生が集うと聞き楽しみにしていたら、勉学に意欲的な人が多く、いつでも活発に意見交換し、気軽に相談し合える雰囲気が嬉しかったです。特に印象に残っているのが、実習のために地域診断の準備をしたこと。夏休み中も作業したりリモートで話し合ったりして、より良いものを作ろうとグループみんなで必死になった経験が今も励みになっています。
現在は行政保健師として母子・難病・地域ケアチームに所属しています。主な仕事内容はALSなどの難病患者さんや人工呼吸器を装着した小児患者さんの自宅訪問で、関係機関との連携のためカンファレンスに参加することも。私の情報提供から在宅療養サービスにつながり、患者さんの暮らしの質や、発育・発達の向上に結びつくと大きなやりがいを感じます。今後も保健師としてのスキルを磨き、知識を深め、さらに地域の人々の健康に寄与できるよう頑張っていきたいです。
大阪府茨木保健所勤務
保健師
吉岡さん
2022年3月卒業
すべては傾聴から始まる
業務をとおし、対象者さんの思いを引き出すには傾聴を重ねることが大切だと実感します。思いを尊重したうえで、より良い支援を実現するための情報を伝えるよう努めています。
将来、大学院へ進学も
藍野短大を卒業し、看護学の学位を取得できました。保健師としてできることをさらに増やすため、大学院への進学も視野に入れキャリアプランを考えているところです。
MESSAGE TO JUNIORS
専攻科では日々の授業と並行して就職活動、研究論文の作成や国家試験対策、さらに実習前には事前課題や準備を進めるので、本当に忙しい1年間になると思いますが、先生方はいつでも親身に相談にのってくれますし、学生は意欲的な人が集まっています。頑張る覚悟さえあれば、きっと充実した学びを得られるはず。保健師はたくさんの貴重な経験ができる素晴らしい仕事です。ぜひ目標に向かって頑張ってください。